フラガール − dance for smile – @日本青年館ホール
日時:2019/10/19(土) 18:00-
場所:日本青年館ホール
キャパ:1200人+少し
作: 羽原大介、 李相日
総合演出: 河毛俊作
構成演出: 岡村俊一
出演: 井上小百合(乃木坂46)、矢島舞美、富田望生、福島雪菜(Wキャスト)、 味方良介、 中山優貴(SOLIDEMO)、武田義晴、 吉田智則、吉田美佳子、 伊藤修子、黒川恭佑、三島涼、山田良明、 朝倉ふゆな、秋谷百音、三橋観月、 尾崎明日香、古田小夏、相吉澤栞音、Mirii、岩上隼也、本橋裕亮、有森也実、山崎銀之丞
※敬称略
あらすじ:舞台は昭和40年代の福島県の炭鉱。
世の中は石炭から石油へ。また女性の働き方が多様化し始めた黎明期の頃に時代の波に飲まれながら炭鉱夫の娘達がフラダンスと出会い、自らの成長と共に周りも変えていく笑いあり涙ありのハートフルストーリー。
1階はほぼ満席、2階も半分ほど埋まっておりました。
フラガール、映画原作(少し前に話題になっていたなぁと思ってたら、公開は2006年😵)ですが、映画は見ておらず…。気にはなっていたので舞台から入ってしまいました。
やはり会場では、乃木坂46の井上小百合さんのファンが多そうで、演劇にしては珍しく観客は男性が多かったです。
正統派の演劇はそう多く見てきたわけでは無かったので、少し身構えていきましたが脚本すごく良かったおかげか、すぐに引き込まれました。
少女達の葛藤、親や家族の心の機微が非常に分かりやすく描かれており観劇初心者でも十分…いや、十二分に楽しめる作品となっていました。
伊藤修子さんがものすごく良い味を出しており…。これがまたうまいタイミングで力の抜けたギャグをシュールにぶち込んでくるんです。たくさん笑わせてもらいました。
また、主人公紀美子の母(有森也実さん)が熱演で…。三度くらいほろりと泣かされてしまいました。
目玉は終盤の歌とダンス。
先生役の元°C-uteの矢島舞美さんはもちろんダンスがとても良かったのですが、驚いたのは太って学校不登校の少女、小百合役の富田望生さん!
一緒に行った友人曰く、最近テレビでもよく出ているそうで(私はあまりテレビを見ないので芸能人に疎く…)流石の実力派といったところでしょうか。最初出てきたときは鈍臭そうな役ぴったりだったのですが、最後はフラガールの中の誰よりも激しく、そして情熱的に踊っており思わず釘付けになりました。
また、主人公の紀美子の井上小百合さんはダンスはもちろん、歌がずば抜けて上手でした。アイドルらしい歌い方なのかな?と勝手に思っていましたが、とんでも無く澄んだ歌声で。ミュージカル向きなスコーンと抜けるような歌い方で聞き惚れてしまいました。
最後に、役柄的にもすごくイケメンだった紀美子の兄役の味方良介さん!!!ぶっきらぼうな昭和の男を醸し出しつつ情に厚く、真っ直ぐな男感が個人的にツボで、終始ときめかせてもらいました。
家に帰って調べたら、テニミュ2ndの柳生比呂士役だったのですね…!びっくり。
テニミュは今や若手俳優の登竜門と言われてるだけあって、テニミュ卒業後にも活躍してる方達が多いですね。
原作のフラガールファンは勿論、今回のキャストさんが好きな方で演劇馴染みない方でも楽しめる作品だと思うので、一度足を運んでみると新たな扉が開きますよ〜!男性も女性もそれぞれ楽しめるポイントがあると思うのでぜひ一度見て頂きたい作品でした。
(映画も借りてきて見てみます〜!舞台との比較も楽しそうですね)